谁有 源氏物语 诗歌的日语原文或者现代日本语的訳文
答案:1 悬赏:50 手机版
解决时间 2021-02-20 02:53
- 提问者网友:不爱我么
- 2021-02-19 10:57
如上述内容源氏物语的日语原文,不要中文翻訳后的
最佳答案
- 五星知识达人网友:英雄的欲望
- 2021-02-19 12:33
下面是诗歌原文和现代日语的译文,还有诗歌的情景。
「blog」是间隔
桐壶源氏诞生~12才
限りとて别るる道の悲しきに いかまほしきは命なりけり [桐壶]
「もう、この世ともあなたともお别れしなければなりません、できるならもっと命をながらえたい。」
桐壶の更衣は帝の宠爱を一手に受け光源氏を生む。
しかし桐壶は他の女御のいじめを受け、それが原因で死んでしまう。
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辉く日の宫
源氏と藤壶の最初の逢瀬が描かれていたとされる幻の帖
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帚木源氏17才
身の忧さを叹くにあかであくる夜は とり重ねてぞ音も泣かれける [空蝉]
「情けない我が身を叹いて夜を明かした朝は、鸟の声も私の鸣く声に重なって闻こえます。」
源氏は强引に空蝉と契りを结ぶが、空蝉は心を开かない。
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空蝉
空蝉の身をかへてける木のもとに なお人がらのなつかしきかな [光源氏]
「蝉の抜け壳のように着物を残していってしまったあなたですが、それでも恋しく想っているのです。」
忍んできた源氏に気づきとっさに空蝉は着ていた薄绢をのこして逃げる。
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夕颜
见し人のけぶりを云と眺むれば 夕の空もむつましきかな [光源氏]
「かつて契りを结んだ人を火葬にした烟があの云かと思って眺めていると、この夕方の空も慕わしいことです。」
源氏と一夜を共にした夕颜は物のけに袭われ命を落とす。
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若紫源氏18才
おもかげは身をも离れず山桜 心の限りとめて来しかど [光源氏]
「山桜の花のようなあなたの面影が私から离れないので、心のすべてをそちらに残してきたのですが・・・」
幼い若紫を见染めさらってきてしまう。
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见てもまた逢ふ夜まれなる梦のうちに やがて纷るる我が身ともがな [光源氏]
「また逢うこともないのだから、いっそ梦の中に入って消えてしまいたい。」
父帝の后である藤壶と密通してしまう源氏。
よ语りに人や伝へん たぐひなく忧き身を 醒めぬ梦になしても [藤壶]
「梦の中に消し去ってしまっても、人のうわさになったら・・・」
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末摘花
なつかしき色ともなしに何にこのすゑつむ花を袖にふれけむ [光源氏]
「心ひかれたわけでもないのに、なんでこんな女の袖にふれてしまったんだ。」
一夜を共にした後、末摘花のあまりの丑さに惊愕する源氏。
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红叶贺源氏19才
もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の 袖うち振りし心知りきや [光源氏]
「あなたのことを思って舞うこともできないほどなのに、あなたはこの心を知っていますか。」
藤壶の前で青海波をまう源氏。
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花宴源氏20才
照りもせずくもりもはてぬ春の夜の おぼろ月夜にしくものぞなき [大江千里・新古今集]
「春の夜の、明々と照っているのでもなく、昙っているのでもなく、おぼろな月にまさるものはない。」
この歌をくちずさみながら歩いてきた胧月夜を突然袭い一夜を共にしてしまう。
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葵源氏22才
叹きわび空に乱るるわが魂を 结びとどめよしたがひのつま [葵の上(六条御息所の生き霊)]
「叹き悲しんで空にさまよっている私の魂を、なんとかつなぎとめておいて下さい。」
身ごもった葵上に六条御息所の生き霊が获りついて杀してしまう。
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あやなくも隔てけるかな夜をかさね さすがに驯れし夜の衣を [光源氏]
「どうしてだかこれまでは何もしない夜を重ねてきて、もう夜の添い寝には惯れたでしょう。」
幼い紫の上と夫妇の関系になり、紫の上はとまどう。
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贤木源氏23才~25才
暁のわかれはいつも露けきを こは世に知らぬ秋の空かな [光源氏]
「あなたとの别れはいつも涙で濡れていたが、今朝こそは今までになく悲しい朝です。」
伊势に下ることになった六条御息所との别れ。
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月のすむ云居をかけてしたふとも この世の闇になほやまどはむ [光源氏]
「澄んだ世界に憧れようとも、この世の闇に惑うこともあるでしょう」
藤壶が出家し源氏は悲しむ。
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花散里
橘の香をなつかしみほととぎす 花散里をたづねてぞ访ふ [光源氏]
「橘の香りを懐かしんで来たほととぎすのように、私も橘の花の散るこの里を访ねてきました。」
花散里との再会。
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须磨源氏26才~27才
生ける世の别れを知らで契りつつ 命を人に限りけるかな [光源氏]
「生き别れなどというものがあるとは知りませんでした。命のある限り一绪にいられると思っていたのに」
弘徽殿の女御の策略で源氏は自ら须磨へ行くことになり紫の上と离れ离れになる。
惜しからぬ命にかへて目の前の 别れをしばしとどめてしがな [紫の上]
「私の惜しくない命に代えても、この别れを少しでも引き伸ばしたい」
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明石源氏27才~28才
むつごとを语りあはせむ人もがな 忧き世の梦もなかばさむやと [光源氏]
「爱の言叶を语り合う人がいれば、悩みの多いこの世の梦も覚めてしまうでしょう」
须磨から明石に移った源氏は明石の君と出会う。
明けぬ夜にやがてまどへる心には いづれを梦とわきて语らむ [明石の君]
「明けることのない夜に惑える私の心は 梦か现実かもわかりません」
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澪标源氏28才~29才
みをつくし恋ふるしるしにここまでも めぐり逢いける縁は深しな [光源氏]
「身を尽くして恋い慕ってきたかいがあって、ここでめぐり合うことが出来ました」
明石の君は源氏の子を出产する。
数ならでなにはのこともかひなきに などみをつくし思いそめけむ [明石の君]
「数のうちに入らぬ私なのに、どうして身を尽くして慕ってきたのでしょう」
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蓬生
たづねてもわれこそとはめ道もなく 深き蓬のもとの心を [光源氏]
「みずからでも访ねていって问おう、深い蓬にうもれていたあなたの深い心を」
荒れ果てた末摘花の屋敷を访ねる源氏。
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関屋
わくらばに行きあふみちを頼みしも なほかひなしや潮ならぬ海 [光源氏]
「偶然行き会ったけれど、会うことも出来ませんね、海でもないので逢う甲斐もありません」
石山寺への参诣の途中、久しぶりに空蝉と出会う。
逢坂の関やいかなる関なれば しげきなげきの中を分くらむ [空蝉]
「逢坂の関なのに会うことができないのですね、草の茂れるなかで叹いています」
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絵合源氏31才
别れ路に添へし小栉をかごとにて はるけき仲と神やいさめし [朱雀院]
「别れのときに挿した栉にかこつけて 神は二人の仲を裂いてしまうのでしょうか」
六条御息所の娘である梅壶の女御が入内することになり、朱雀院は悲しむ。
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松风
契りにしかはらぬ琴の调べにて 绝えぬ心のほどは知りきや [光源氏]
「明石で约束したときの琴の调べのように、今も変わらない私の心を知っていますか」
明石の君を都に迎え久しぶりに再会する源氏。
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変らじと契りしことを頼みにて 松のひびきに音(ね)を添へしかな [明石の君]
「気持ちは変わらないという约束を頼みにして、松の风に泣き声をまぎらせて待っていました」
薄云
末远き二叶の松に引き别れ いつか木高きかげを见るべき [明石の君]
「生い先の长い二叶の松のような姫君がいつか小高い松のように生长した姿を见ることができるのでしょうか」
明石の君の姫君を紫の上が预かることに。
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生ひそめし根も深ければ武隈の 松に小松の千代をならべむ [光源氏]
「ふたりの间に生まれてきた宿縁は深いのだから、あの武隈の松のようにきっとふたりで成长した姫の姿を见ることができるでしょう」
入日さす峰にたなびく薄云は もの思ふ袖に色やまがえる [光源氏]
「入日のさす峰の薄云までも この丧服の袖の色と同じようだ」
病に伏せっていた藤壶の死。
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朝颜源氏32才
见しおりの露忘られぬあさがほの 花のさかりは过ぎやしぬらむ [光源氏]
「昔みた忘れられない朝颜も 花のさかりは过ぎたのでしょうか。」
朝颜の君との再会。
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乙女源氏33才~35才
心から春待つ园はわが宿の 红叶を风のつてにだにみよ [秋好中宫]
「春はまだ远いですよ、こちらの红叶でも风の便りにご覧ください」
六条院が完成し、紫の上と秋好中宫は春の御殿と秋の御殿を竞い合う。
风に散る红叶はかろし春の色を 岩音の松にかけてこそ见め [紫の上]
「风に散る红叶は軽いですよ、こちらの松の绿もご覧ください」
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玉鬘
恋ひわたる身はそれなれど玉かづら いかなるすぢを寻ね来つらむ [光源氏]
「夕颜を恋い続けている気持は変わらないけれど 玉かずらの蔓のようにあの子はどのようにしてここへ来たのだろう」
长谷寺へ参诣にきた玉鬘(夕颜の娘)と偶然出会う。
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初音源氏36才
うす氷とけぬる池の镜には 世にたぐひなきかげぞならべる [光源氏]
「薄氷の解けた池に世にもたぐいのない幸せな二人が映っている」
新年を迎えた六条院で源氏は紫の上と幸せな时间を过ごす。
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胡蝶
花园の胡蝶をさへや下草に 秋まつ虫はうとく见るらむ [紫の上]
「秋の虫はこの胡蝶をみてもまだ春がきらいというのでしょうか」
六条院の春の御殿では盛大な宴が催される。
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蛍
鸣く声も闻こえぬ虫の思ひだに 人の消つには消ゆるものかは [蛍の宫]
「鸣く声の闻こえない蛍の光さえ消せないのに、私の恋の光は消せませんよ」
玉鬘に求婚する蛍の宫。玉鬘には多くの求婚者が群がる。
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常夏
抚子のとこなつかしき色を见ば もとの垣根を人や寻ねむ [光源氏]
「抚子のようなうつくしいあなたをみれば 父君は母君の行方を闻きたがるでしょう」
玉鬘は本当の父亲(头の中将)に会いたがるが、源氏は自分のものにしたいと思っている。
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篝火
篝火にたちそふ恋の烟こそ 世には绝えせぬ炎なりけれ [光源氏]
「あの篝火にそって上がっていく烟こそ私の恋の消せぬ炎なんですよ」
玉鬘にいいよる源氏。
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野分
吹き乱る风のけしきに女郎花 しをれしぬべきここちこそすれ [玉鬘]
「吹き乱れる女郎花のように わたしも死んでしまいそうです」
六条院を台风が袭う。源氏はまだ玉鬘に言い寄っている。
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行幸
小塩山みゆきつもれる松原に 今日ばかりなるあとやなからむ [光源氏]
「これまで何度も行幸はありましたが、こんな盛大なものはこれまでなかったでしょう」
帝の行幸にあたって源氏は歌を送る。玉鬘は帝を见て好意をもつ。
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藤袴源氏37才
同じ野の露にやつるる藤袴 あはれはかけよかごとばかりも [夕雾]
「共に藤色の丧服を着ている境遇の二人なのですから少しでもいいから私のことを爱してください」
源氏の息子である夕雾も玉鬘を狙っている。
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真木柱源氏37才~38才
おりたちて汲みは见ねどもわたり川 人の瀬とはた契らざりしを [光源氏]
「あなたとは深い仲にはなりませんでしたが、三途の川でもほかの男に手を取らせようとは思いませんでした」
玉鬘を强引に射止めてしまったのはなんと髭黒の大将、玉鬘も源氏もショックを受ける。
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梅枝源氏39才
花の香は散りにし枝にとまらねど うつらむ袖に浅くしまめや [朝颜の前斎院]
「花の香は私のような散ってしまったものには移りませんが、姫君の袖には深く香ることでしょう」
源氏はひさしぶりに朝颜の君に会う。
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藤裏叶
紫の云にまがへる菊の花 浊りなき世の星かとぞ见る [太政大臣]
「紫の云かと思えば菊の花、あなたの姿はこの世の星と见えます」
太政大臣(头の中将)は栄华を极めた源氏をたたえ昔を振り返る。
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若菜上源氏39才~41才
目に近くうつればかはる世の中を 行く末远く頼みけるかな [紫の上]
「目のあたりに変わっていく世の中にあっても あなたとの仲は行く末まで変わらないと思っていましたのに」
女三宫を正妻に迎えたことで紫の上は源氏の心が离れていくことを悲しむ。
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いかなれば花に木づたふ莺の 桜をわきてねぐらとはせぬ [柏木]
「どうして花から花へ渡っていく莺は、桜だけをねぐらとしないのか」
柏木は女三宫を偶然垣间见て好きになってしまう。
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若菜下源氏41才~47才
恋ひわぶる人のかたみと手ならせば なれよ何とて鸣く音なるらむ [柏木]
「恋こがれている人の代わりと思ってかわいがっているのに、おまえはどうしてまだ鸣くの」
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明けぐれの空に忧き身は消えななむ 梦なりけりと见てもやむべく [女三宫]
「夜明けの暗い空に消えてしまいたい 夕べのことは梦だったと思いたい」
柏木は女三宫と一夜を共にする。
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わが身こそあらぬさまなれそれながら そらおぼれする君は君なり [六条御息所の怨霊]
「私はこんなあさましい姿になりはてましたが いつまでもとぼけているあなたは変わりませんね」
六条御息所は怨霊となって紫上に获りつく。
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柏木源氏48才
谁が世にか种はまきしと人问はば いかが岩根の松はこたへむ [光源氏]
「いつか谁かに谁が种を莳いたのかと闻かれれば 岩根の松のようにかわいいこの子は何と答えるだろうか」
女三宫は柏木の子を宿す。それを知った源氏に睨まれたことで柏木は寝込み死んでしまう。
源氏は生まれた子を抱いて自分の过ちを振り返る。
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横笛源氏49才
笛竹に吹き寄る风のことならば 末の世长きねに伝へなむ [柏木の亡霊]
「笛竹に吹き寄る风、どうせなら末永くこの子に伝えたい」
夕雾は柏木が残した横笛を譲り受けるが、梦に现れた柏木の言叶に疑问を抱く。
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铃虫源氏50才
おほかたの秋をば忧しと知りにしを ふり舍てがたき铃虫の声 [女三宫]
「秋といえば悲しいものとはわかっているのですが、铃虫の声を闻くと様々のことが思い出されます」
心もて草のやどりをいとへども なほ铃虫の声ぞふりせぬ [光源氏]
「みずから出家したあなたですが、いまだに铃虫の声のようにお美しい」
女三宫は出家し、源氏は悲しむ。
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夕雾
荻原や轩端の露にそぼちつつ 八重立つ雾をわけてゆくべき [夕雾]
「轩端の外の萩の原の露に濡れながら 雾の中を淋しく帰ります」
わけゆかむ草叶の露をかごとにて なほ濡れ衣をかけむとや思ふ [女二宫]
「あなたが踏み分けて行く草叶の露にかこつけて まだ私に濡れ衣を着せようとなさるのですか」
夕雾は亡くなった柏木の未亡人女二宫に强引に迫り、一夜を共にする。
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御法源氏51才
おくと见るほどぞはかなきともすれば 风に乱るゝ萩の上露 [紫の上]
「起きては见ましたが私の命は 风に乱れる萩の上露(うわつゆ)のようにはかないものです」
ややもせば消えをあらそふ露の世に 後れ先だつほど経ずもがな [光源氏]
「ともすれば先を争って露のように死んでゆく世の中ですが、私も一绪に死にたいものです」
秋风にしばしとまらぬ露の世を たれか草叶のうへとのみ见む [明石の中宫]
「秋风に吹かれとどまることのない露を 谁が草の上だけのことだとおもうでしょうか」
紫の上は源氏と明石の中宫に看取られて亡くなる
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幻源氏52才
もの思ふと过ぐる月日も知らぬまに 年もわが世も今日や尽きぬる [光源氏]
「もの思いにふけっているうちに 今年も私の年も今日で尽きてしまうのですね」
源氏は死を覚悟する。
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云隠
帖名だけで本文は残っていない。あったとすれば源氏の死が书かれているはずである。
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匂宫薫14才~20才
おぼつかな谁に问はましいかにして はじめも果ても知らぬわが身ぞ [薫]
「生まれもこの後もなにもわからない私は いったい谁に问えばいいのだろう」
薫は自分の出生の秘密について思い悩む。
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红梅薫24才
心ありて风の匂はす园の梅に まづ莺の访はずやあるべき [按察大纳言]
「こころがあって风が匂いを送る园に 莺が来ないはずがありません」
按察大纳言は自分の娘を匂宫の嫁がせようとするが。
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竹河薫14才~23才
流れての頼めむなしき竹河に 世は忧きものと思いしりにき [薫]
「时は流れ竹河を歌った顷の希望もなくなり 世の中は悲しいものと知りました」
玉鬘の姫君を薫は好きだったが、冷泉院に嫁いでしまう。薫は悲しむ。
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桥姫薫20才~22才
桥姫の心をくみて高瀬さす 棹のしづくに袖ぞ濡れぬる [薫]
「桥姫のようにこの山里で暮らしているあなたを思うと 涙で袖が濡れてしまいます」
さしかへる宇治の川长(かわおさ)朝夕の しづくや袖を朽たしはつらむ [大君]
「宇治川の船头のように 私の袖も涙で朽ちてしまいます」
薫は宇治の八の宫の姫君、大君(おおいきみ)を垣间见て、好きになってしまう。
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椎本薫23才~24才
山桜匂ふあたりに寻ねきて おなじかざしを折りてけるかな [匂宫]
「山桜の匂う宇治まではるばる访ねてきて あなたが挿しているのと同じ花を折ってきました」
かざし折る花のたよりに山がつの 垣根を过ぎぬ春のたびびと [中の君]
「私ども住まいを访ねてくださったのは 花を折るついでだったのでしょう」
匂宫は大君の妹、中の君に近づこうとする。
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総角薫24才
あげまきに长き契りを结びこめ おなじ所によりもあはなむ [薫]
「あげまき结びに末长い契りをこめて 一绪に暮らしたいものです」
ぬきもあへずもろき涙の玉の绪に 长き契りをいかがむすばむ [大君]
「つなぎとめることも出来ない涙の玉なのに 末长い契りなど结ぶことは出来ません」
薫は大君に迫るが、大君は拒む。
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早蕨薫25才
ながむれば山よりいでてゆく月も 世にすみわびて山にこそ入れ [中の君]
「山から出た月もこの世にすみ侘びて山に帰ってゆく 私もそうなるのでしょうか」
大君が亡くなる。匂宫は中の君を贳うことになり都へ连れ帰る。
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宿木薫24才~26才
かほ鸟の声もききしにかよふやと しげみを分けてけふぞ寻ぬる [薫]
「かほ鸟の声も以前闻いたことがあるように思えて 茂みをかき分けて访ねてきました」
薫は大君にそっくりな浮舟を见つけ好きになる。
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东屋
形见ぞと见るにつけては朝露の 所せきまでぬるる袖かな [薫]
「大君の面影をこの人に见ながら进んでいると 宇治川の朝露と涙で袖も濡れてしまいます」
薫は浮船を宇治へ连れて行く
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浮舟薫27才
长き世を頼めてもなほ悲しきは ただ明日知らぬ命なりけり [匂宫]
「あなたとの行く末を誓っても 悲しいのは明日の命もわからないことです」
匂宫は强引に浮船と一夜を共にし、浮船も匂宫を爱してしまう。
心をば叹かざらまし命のみ 定めなき世と思はましかば [浮舟]
「わからないのが命だけならば なにも悲しんだりはいたしません」
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峰の雪みぎはの氷踏み分けて 君にぞまどふ道はまどはず [浮舟]
「峰の雪や水际の氷を踏み分けても道に迷うことはないけれど、君には心が迷ってしまう」
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のちにまたあひ见むことを思はなむ この世の梦に心まどはで [浮舟]
「この世の梦には惑わされずあの世でまた会うことを愿っています」
钟の音の绝ゆる响きに音をそへて わが世つきぬと君に伝へよ [浮舟]
「钟の音が消えてゆくように 私の命も尽きたとつたえて下さい」
浮船は死を覚悟する。
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蜻蛉
ありとみて手には取られず见ればまた 行方も知らず消えし蜻蛉 [薫]
「そこにあるようで手に取ることができない 见ようとしても蜻蛉のようにどこかに消えてしまう」
浮船は宇治川に身を投げる。薫はショックを受けるが、しばらくするとまたいろんな女性と付き合っている。
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手习
身を投げし涙の川の早き瀬を しがらみかけて谁かとどめし [浮舟]
「涙のような宇治川の早瀬に身を投げた私を 谁がしがらみを架けて助けてくれたのでしょう」
死んだと思っていた浮船は実は横川の僧都に助けられて生きていた。
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梦浮桥薫28才
法の师と寻ぬる道をしるべにて 思はぬ山に踏み惑ふかな [薫]
「僧都のことを仏道の师とあおいできましたが 思わぬ恋の道に踏み惑うことになってしまいました」
薫は浮船に会いに行くが浮船は拒んで会おうとしない。
「blog」是间隔
桐壶源氏诞生~12才
限りとて别るる道の悲しきに いかまほしきは命なりけり [桐壶]
「もう、この世ともあなたともお别れしなければなりません、できるならもっと命をながらえたい。」
桐壶の更衣は帝の宠爱を一手に受け光源氏を生む。
しかし桐壶は他の女御のいじめを受け、それが原因で死んでしまう。
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辉く日の宫
源氏と藤壶の最初の逢瀬が描かれていたとされる幻の帖
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帚木源氏17才
身の忧さを叹くにあかであくる夜は とり重ねてぞ音も泣かれける [空蝉]
「情けない我が身を叹いて夜を明かした朝は、鸟の声も私の鸣く声に重なって闻こえます。」
源氏は强引に空蝉と契りを结ぶが、空蝉は心を开かない。
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空蝉
空蝉の身をかへてける木のもとに なお人がらのなつかしきかな [光源氏]
「蝉の抜け壳のように着物を残していってしまったあなたですが、それでも恋しく想っているのです。」
忍んできた源氏に気づきとっさに空蝉は着ていた薄绢をのこして逃げる。
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夕颜
见し人のけぶりを云と眺むれば 夕の空もむつましきかな [光源氏]
「かつて契りを结んだ人を火葬にした烟があの云かと思って眺めていると、この夕方の空も慕わしいことです。」
源氏と一夜を共にした夕颜は物のけに袭われ命を落とす。
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若紫源氏18才
おもかげは身をも离れず山桜 心の限りとめて来しかど [光源氏]
「山桜の花のようなあなたの面影が私から离れないので、心のすべてをそちらに残してきたのですが・・・」
幼い若紫を见染めさらってきてしまう。
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见てもまた逢ふ夜まれなる梦のうちに やがて纷るる我が身ともがな [光源氏]
「また逢うこともないのだから、いっそ梦の中に入って消えてしまいたい。」
父帝の后である藤壶と密通してしまう源氏。
よ语りに人や伝へん たぐひなく忧き身を 醒めぬ梦になしても [藤壶]
「梦の中に消し去ってしまっても、人のうわさになったら・・・」
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末摘花
なつかしき色ともなしに何にこのすゑつむ花を袖にふれけむ [光源氏]
「心ひかれたわけでもないのに、なんでこんな女の袖にふれてしまったんだ。」
一夜を共にした後、末摘花のあまりの丑さに惊愕する源氏。
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红叶贺源氏19才
もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の 袖うち振りし心知りきや [光源氏]
「あなたのことを思って舞うこともできないほどなのに、あなたはこの心を知っていますか。」
藤壶の前で青海波をまう源氏。
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花宴源氏20才
照りもせずくもりもはてぬ春の夜の おぼろ月夜にしくものぞなき [大江千里・新古今集]
「春の夜の、明々と照っているのでもなく、昙っているのでもなく、おぼろな月にまさるものはない。」
この歌をくちずさみながら歩いてきた胧月夜を突然袭い一夜を共にしてしまう。
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葵源氏22才
叹きわび空に乱るるわが魂を 结びとどめよしたがひのつま [葵の上(六条御息所の生き霊)]
「叹き悲しんで空にさまよっている私の魂を、なんとかつなぎとめておいて下さい。」
身ごもった葵上に六条御息所の生き霊が获りついて杀してしまう。
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あやなくも隔てけるかな夜をかさね さすがに驯れし夜の衣を [光源氏]
「どうしてだかこれまでは何もしない夜を重ねてきて、もう夜の添い寝には惯れたでしょう。」
幼い紫の上と夫妇の関系になり、紫の上はとまどう。
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贤木源氏23才~25才
暁のわかれはいつも露けきを こは世に知らぬ秋の空かな [光源氏]
「あなたとの别れはいつも涙で濡れていたが、今朝こそは今までになく悲しい朝です。」
伊势に下ることになった六条御息所との别れ。
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月のすむ云居をかけてしたふとも この世の闇になほやまどはむ [光源氏]
「澄んだ世界に憧れようとも、この世の闇に惑うこともあるでしょう」
藤壶が出家し源氏は悲しむ。
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花散里
橘の香をなつかしみほととぎす 花散里をたづねてぞ访ふ [光源氏]
「橘の香りを懐かしんで来たほととぎすのように、私も橘の花の散るこの里を访ねてきました。」
花散里との再会。
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须磨源氏26才~27才
生ける世の别れを知らで契りつつ 命を人に限りけるかな [光源氏]
「生き别れなどというものがあるとは知りませんでした。命のある限り一绪にいられると思っていたのに」
弘徽殿の女御の策略で源氏は自ら须磨へ行くことになり紫の上と离れ离れになる。
惜しからぬ命にかへて目の前の 别れをしばしとどめてしがな [紫の上]
「私の惜しくない命に代えても、この别れを少しでも引き伸ばしたい」
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明石源氏27才~28才
むつごとを语りあはせむ人もがな 忧き世の梦もなかばさむやと [光源氏]
「爱の言叶を语り合う人がいれば、悩みの多いこの世の梦も覚めてしまうでしょう」
须磨から明石に移った源氏は明石の君と出会う。
明けぬ夜にやがてまどへる心には いづれを梦とわきて语らむ [明石の君]
「明けることのない夜に惑える私の心は 梦か现実かもわかりません」
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澪标源氏28才~29才
みをつくし恋ふるしるしにここまでも めぐり逢いける縁は深しな [光源氏]
「身を尽くして恋い慕ってきたかいがあって、ここでめぐり合うことが出来ました」
明石の君は源氏の子を出产する。
数ならでなにはのこともかひなきに などみをつくし思いそめけむ [明石の君]
「数のうちに入らぬ私なのに、どうして身を尽くして慕ってきたのでしょう」
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蓬生
たづねてもわれこそとはめ道もなく 深き蓬のもとの心を [光源氏]
「みずからでも访ねていって问おう、深い蓬にうもれていたあなたの深い心を」
荒れ果てた末摘花の屋敷を访ねる源氏。
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関屋
わくらばに行きあふみちを頼みしも なほかひなしや潮ならぬ海 [光源氏]
「偶然行き会ったけれど、会うことも出来ませんね、海でもないので逢う甲斐もありません」
石山寺への参诣の途中、久しぶりに空蝉と出会う。
逢坂の関やいかなる関なれば しげきなげきの中を分くらむ [空蝉]
「逢坂の関なのに会うことができないのですね、草の茂れるなかで叹いています」
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絵合源氏31才
别れ路に添へし小栉をかごとにて はるけき仲と神やいさめし [朱雀院]
「别れのときに挿した栉にかこつけて 神は二人の仲を裂いてしまうのでしょうか」
六条御息所の娘である梅壶の女御が入内することになり、朱雀院は悲しむ。
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松风
契りにしかはらぬ琴の调べにて 绝えぬ心のほどは知りきや [光源氏]
「明石で约束したときの琴の调べのように、今も変わらない私の心を知っていますか」
明石の君を都に迎え久しぶりに再会する源氏。
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変らじと契りしことを頼みにて 松のひびきに音(ね)を添へしかな [明石の君]
「気持ちは変わらないという约束を頼みにして、松の风に泣き声をまぎらせて待っていました」
薄云
末远き二叶の松に引き别れ いつか木高きかげを见るべき [明石の君]
「生い先の长い二叶の松のような姫君がいつか小高い松のように生长した姿を见ることができるのでしょうか」
明石の君の姫君を紫の上が预かることに。
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生ひそめし根も深ければ武隈の 松に小松の千代をならべむ [光源氏]
「ふたりの间に生まれてきた宿縁は深いのだから、あの武隈の松のようにきっとふたりで成长した姫の姿を见ることができるでしょう」
入日さす峰にたなびく薄云は もの思ふ袖に色やまがえる [光源氏]
「入日のさす峰の薄云までも この丧服の袖の色と同じようだ」
病に伏せっていた藤壶の死。
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朝颜源氏32才
见しおりの露忘られぬあさがほの 花のさかりは过ぎやしぬらむ [光源氏]
「昔みた忘れられない朝颜も 花のさかりは过ぎたのでしょうか。」
朝颜の君との再会。
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乙女源氏33才~35才
心から春待つ园はわが宿の 红叶を风のつてにだにみよ [秋好中宫]
「春はまだ远いですよ、こちらの红叶でも风の便りにご覧ください」
六条院が完成し、紫の上と秋好中宫は春の御殿と秋の御殿を竞い合う。
风に散る红叶はかろし春の色を 岩音の松にかけてこそ见め [紫の上]
「风に散る红叶は軽いですよ、こちらの松の绿もご覧ください」
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玉鬘
恋ひわたる身はそれなれど玉かづら いかなるすぢを寻ね来つらむ [光源氏]
「夕颜を恋い続けている気持は変わらないけれど 玉かずらの蔓のようにあの子はどのようにしてここへ来たのだろう」
长谷寺へ参诣にきた玉鬘(夕颜の娘)と偶然出会う。
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初音源氏36才
うす氷とけぬる池の镜には 世にたぐひなきかげぞならべる [光源氏]
「薄氷の解けた池に世にもたぐいのない幸せな二人が映っている」
新年を迎えた六条院で源氏は紫の上と幸せな时间を过ごす。
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胡蝶
花园の胡蝶をさへや下草に 秋まつ虫はうとく见るらむ [紫の上]
「秋の虫はこの胡蝶をみてもまだ春がきらいというのでしょうか」
六条院の春の御殿では盛大な宴が催される。
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蛍
鸣く声も闻こえぬ虫の思ひだに 人の消つには消ゆるものかは [蛍の宫]
「鸣く声の闻こえない蛍の光さえ消せないのに、私の恋の光は消せませんよ」
玉鬘に求婚する蛍の宫。玉鬘には多くの求婚者が群がる。
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常夏
抚子のとこなつかしき色を见ば もとの垣根を人や寻ねむ [光源氏]
「抚子のようなうつくしいあなたをみれば 父君は母君の行方を闻きたがるでしょう」
玉鬘は本当の父亲(头の中将)に会いたがるが、源氏は自分のものにしたいと思っている。
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篝火
篝火にたちそふ恋の烟こそ 世には绝えせぬ炎なりけれ [光源氏]
「あの篝火にそって上がっていく烟こそ私の恋の消せぬ炎なんですよ」
玉鬘にいいよる源氏。
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野分
吹き乱る风のけしきに女郎花 しをれしぬべきここちこそすれ [玉鬘]
「吹き乱れる女郎花のように わたしも死んでしまいそうです」
六条院を台风が袭う。源氏はまだ玉鬘に言い寄っている。
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行幸
小塩山みゆきつもれる松原に 今日ばかりなるあとやなからむ [光源氏]
「これまで何度も行幸はありましたが、こんな盛大なものはこれまでなかったでしょう」
帝の行幸にあたって源氏は歌を送る。玉鬘は帝を见て好意をもつ。
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藤袴源氏37才
同じ野の露にやつるる藤袴 あはれはかけよかごとばかりも [夕雾]
「共に藤色の丧服を着ている境遇の二人なのですから少しでもいいから私のことを爱してください」
源氏の息子である夕雾も玉鬘を狙っている。
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真木柱源氏37才~38才
おりたちて汲みは见ねどもわたり川 人の瀬とはた契らざりしを [光源氏]
「あなたとは深い仲にはなりませんでしたが、三途の川でもほかの男に手を取らせようとは思いませんでした」
玉鬘を强引に射止めてしまったのはなんと髭黒の大将、玉鬘も源氏もショックを受ける。
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梅枝源氏39才
花の香は散りにし枝にとまらねど うつらむ袖に浅くしまめや [朝颜の前斎院]
「花の香は私のような散ってしまったものには移りませんが、姫君の袖には深く香ることでしょう」
源氏はひさしぶりに朝颜の君に会う。
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藤裏叶
紫の云にまがへる菊の花 浊りなき世の星かとぞ见る [太政大臣]
「紫の云かと思えば菊の花、あなたの姿はこの世の星と见えます」
太政大臣(头の中将)は栄华を极めた源氏をたたえ昔を振り返る。
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若菜上源氏39才~41才
目に近くうつればかはる世の中を 行く末远く頼みけるかな [紫の上]
「目のあたりに変わっていく世の中にあっても あなたとの仲は行く末まで変わらないと思っていましたのに」
女三宫を正妻に迎えたことで紫の上は源氏の心が离れていくことを悲しむ。
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いかなれば花に木づたふ莺の 桜をわきてねぐらとはせぬ [柏木]
「どうして花から花へ渡っていく莺は、桜だけをねぐらとしないのか」
柏木は女三宫を偶然垣间见て好きになってしまう。
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若菜下源氏41才~47才
恋ひわぶる人のかたみと手ならせば なれよ何とて鸣く音なるらむ [柏木]
「恋こがれている人の代わりと思ってかわいがっているのに、おまえはどうしてまだ鸣くの」
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明けぐれの空に忧き身は消えななむ 梦なりけりと见てもやむべく [女三宫]
「夜明けの暗い空に消えてしまいたい 夕べのことは梦だったと思いたい」
柏木は女三宫と一夜を共にする。
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わが身こそあらぬさまなれそれながら そらおぼれする君は君なり [六条御息所の怨霊]
「私はこんなあさましい姿になりはてましたが いつまでもとぼけているあなたは変わりませんね」
六条御息所は怨霊となって紫上に获りつく。
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柏木源氏48才
谁が世にか种はまきしと人问はば いかが岩根の松はこたへむ [光源氏]
「いつか谁かに谁が种を莳いたのかと闻かれれば 岩根の松のようにかわいいこの子は何と答えるだろうか」
女三宫は柏木の子を宿す。それを知った源氏に睨まれたことで柏木は寝込み死んでしまう。
源氏は生まれた子を抱いて自分の过ちを振り返る。
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横笛源氏49才
笛竹に吹き寄る风のことならば 末の世长きねに伝へなむ [柏木の亡霊]
「笛竹に吹き寄る风、どうせなら末永くこの子に伝えたい」
夕雾は柏木が残した横笛を譲り受けるが、梦に现れた柏木の言叶に疑问を抱く。
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铃虫源氏50才
おほかたの秋をば忧しと知りにしを ふり舍てがたき铃虫の声 [女三宫]
「秋といえば悲しいものとはわかっているのですが、铃虫の声を闻くと様々のことが思い出されます」
心もて草のやどりをいとへども なほ铃虫の声ぞふりせぬ [光源氏]
「みずから出家したあなたですが、いまだに铃虫の声のようにお美しい」
女三宫は出家し、源氏は悲しむ。
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夕雾
荻原や轩端の露にそぼちつつ 八重立つ雾をわけてゆくべき [夕雾]
「轩端の外の萩の原の露に濡れながら 雾の中を淋しく帰ります」
わけゆかむ草叶の露をかごとにて なほ濡れ衣をかけむとや思ふ [女二宫]
「あなたが踏み分けて行く草叶の露にかこつけて まだ私に濡れ衣を着せようとなさるのですか」
夕雾は亡くなった柏木の未亡人女二宫に强引に迫り、一夜を共にする。
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御法源氏51才
おくと见るほどぞはかなきともすれば 风に乱るゝ萩の上露 [紫の上]
「起きては见ましたが私の命は 风に乱れる萩の上露(うわつゆ)のようにはかないものです」
ややもせば消えをあらそふ露の世に 後れ先だつほど経ずもがな [光源氏]
「ともすれば先を争って露のように死んでゆく世の中ですが、私も一绪に死にたいものです」
秋风にしばしとまらぬ露の世を たれか草叶のうへとのみ见む [明石の中宫]
「秋风に吹かれとどまることのない露を 谁が草の上だけのことだとおもうでしょうか」
紫の上は源氏と明石の中宫に看取られて亡くなる
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幻源氏52才
もの思ふと过ぐる月日も知らぬまに 年もわが世も今日や尽きぬる [光源氏]
「もの思いにふけっているうちに 今年も私の年も今日で尽きてしまうのですね」
源氏は死を覚悟する。
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云隠
帖名だけで本文は残っていない。あったとすれば源氏の死が书かれているはずである。
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匂宫薫14才~20才
おぼつかな谁に问はましいかにして はじめも果ても知らぬわが身ぞ [薫]
「生まれもこの後もなにもわからない私は いったい谁に问えばいいのだろう」
薫は自分の出生の秘密について思い悩む。
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红梅薫24才
心ありて风の匂はす园の梅に まづ莺の访はずやあるべき [按察大纳言]
「こころがあって风が匂いを送る园に 莺が来ないはずがありません」
按察大纳言は自分の娘を匂宫の嫁がせようとするが。
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竹河薫14才~23才
流れての頼めむなしき竹河に 世は忧きものと思いしりにき [薫]
「时は流れ竹河を歌った顷の希望もなくなり 世の中は悲しいものと知りました」
玉鬘の姫君を薫は好きだったが、冷泉院に嫁いでしまう。薫は悲しむ。
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桥姫薫20才~22才
桥姫の心をくみて高瀬さす 棹のしづくに袖ぞ濡れぬる [薫]
「桥姫のようにこの山里で暮らしているあなたを思うと 涙で袖が濡れてしまいます」
さしかへる宇治の川长(かわおさ)朝夕の しづくや袖を朽たしはつらむ [大君]
「宇治川の船头のように 私の袖も涙で朽ちてしまいます」
薫は宇治の八の宫の姫君、大君(おおいきみ)を垣间见て、好きになってしまう。
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椎本薫23才~24才
山桜匂ふあたりに寻ねきて おなじかざしを折りてけるかな [匂宫]
「山桜の匂う宇治まではるばる访ねてきて あなたが挿しているのと同じ花を折ってきました」
かざし折る花のたよりに山がつの 垣根を过ぎぬ春のたびびと [中の君]
「私ども住まいを访ねてくださったのは 花を折るついでだったのでしょう」
匂宫は大君の妹、中の君に近づこうとする。
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総角薫24才
あげまきに长き契りを结びこめ おなじ所によりもあはなむ [薫]
「あげまき结びに末长い契りをこめて 一绪に暮らしたいものです」
ぬきもあへずもろき涙の玉の绪に 长き契りをいかがむすばむ [大君]
「つなぎとめることも出来ない涙の玉なのに 末长い契りなど结ぶことは出来ません」
薫は大君に迫るが、大君は拒む。
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早蕨薫25才
ながむれば山よりいでてゆく月も 世にすみわびて山にこそ入れ [中の君]
「山から出た月もこの世にすみ侘びて山に帰ってゆく 私もそうなるのでしょうか」
大君が亡くなる。匂宫は中の君を贳うことになり都へ连れ帰る。
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宿木薫24才~26才
かほ鸟の声もききしにかよふやと しげみを分けてけふぞ寻ぬる [薫]
「かほ鸟の声も以前闻いたことがあるように思えて 茂みをかき分けて访ねてきました」
薫は大君にそっくりな浮舟を见つけ好きになる。
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东屋
形见ぞと见るにつけては朝露の 所せきまでぬるる袖かな [薫]
「大君の面影をこの人に见ながら进んでいると 宇治川の朝露と涙で袖も濡れてしまいます」
薫は浮船を宇治へ连れて行く
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浮舟薫27才
长き世を頼めてもなほ悲しきは ただ明日知らぬ命なりけり [匂宫]
「あなたとの行く末を誓っても 悲しいのは明日の命もわからないことです」
匂宫は强引に浮船と一夜を共にし、浮船も匂宫を爱してしまう。
心をば叹かざらまし命のみ 定めなき世と思はましかば [浮舟]
「わからないのが命だけならば なにも悲しんだりはいたしません」
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峰の雪みぎはの氷踏み分けて 君にぞまどふ道はまどはず [浮舟]
「峰の雪や水际の氷を踏み分けても道に迷うことはないけれど、君には心が迷ってしまう」
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のちにまたあひ见むことを思はなむ この世の梦に心まどはで [浮舟]
「この世の梦には惑わされずあの世でまた会うことを愿っています」
钟の音の绝ゆる响きに音をそへて わが世つきぬと君に伝へよ [浮舟]
「钟の音が消えてゆくように 私の命も尽きたとつたえて下さい」
浮船は死を覚悟する。
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蜻蛉
ありとみて手には取られず见ればまた 行方も知らず消えし蜻蛉 [薫]
「そこにあるようで手に取ることができない 见ようとしても蜻蛉のようにどこかに消えてしまう」
浮船は宇治川に身を投げる。薫はショックを受けるが、しばらくするとまたいろんな女性と付き合っている。
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手习
身を投げし涙の川の早き瀬を しがらみかけて谁かとどめし [浮舟]
「涙のような宇治川の早瀬に身を投げた私を 谁がしがらみを架けて助けてくれたのでしょう」
死んだと思っていた浮船は実は横川の僧都に助けられて生きていた。
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梦浮桥薫28才
法の师と寻ぬる道をしるべにて 思はぬ山に踏み惑ふかな [薫]
「僧都のことを仏道の师とあおいできましたが 思わぬ恋の道に踏み惑うことになってしまいました」
薫は浮船に会いに行くが浮船は拒んで会おうとしない。
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